讀賣巨人軍について考える

開幕から1ヶ月弱、半年前までは目も当てられないほどのチーム状態だった巨人が、まさかの快進撃。いくら調子が悪いとは言っても、去年のチャンピオンチームである阪神にも2連勝であっさり勝ち越して、これで開幕以来全チームに勝ち越し。その間にも8連勝なんてしちゃったり、いったい何が起こったっていうんだろうね。
現在のところ言えるのは、補強が成功したと。パウエルは2試合連続完封、スンちゃんは巨人軍の4番を立派に務めてるし、何より、一発ばかりに頼らないバッティングがいいね。バットコントロールもレベル高いし。そしてセカンドで場当たり的に使ってる小坂も、仁志がベンチに座ってるのも分かるくらいの活躍してる。まぁ元より仁志はアンチ原だからベンチなんだろうけど・・・。残る補強組、グローバーはなんか微妙、豊田はだましだましでかなーり危ういけど、そこは去年の某ミセリに比べたら痛くも痒くもないと。ミセリという存在は、我々巨人ファンにほんの些細なことなんて気にしない、大きな心を与えてくれたようだ。あとは2軍調整中の野口とディロン。大枚はたいて獲得したんだから使ってあげようよ。この2人は個人的に期待してたから非常に残念だ。
あとは生え抜き組の頑張りってとこかな。内海が嬉しい誤算だったと思う。ヒサノリの穴を埋めて余りある活躍でしょ。去年から何が変わったってんだ。ミスターツーベース矢野もなんか神懸かってたし。チームが負けてる時も1人気を吐き、チームが勝ってる時は勢いをつける。まさに核弾頭という言葉が相応しい。それと、鈴木尚広の活躍も見逃せない。現在6盗塁で目下盗塁王!代走中心で走る走る。相手バッテリーが警戒してる中で難なく盗塁を決めるのは本物だ、って誰かが言ってたw 巨人の盗塁王は93年の緒方耕一が最後。赤星の壁を破れるか!?これであと林と清水の調子が上がってこればなお良し。
と色々いいこと尽くめでチームとしては何も文句はないけど、ただ高橋由伸の怪我だけはいただけませんねえ。チームリーダーなのにこれじゃあ求心力のカケラもないじゃん。今までは高橋の怪我さえなければなあ・・・ってシーズンもあったけど、これで今年このまま優勝したら、高橋がいなくても大丈夫じゃんってことにもなりかねない。実際、今もレフト山田・センター鈴木・ライト矢野で十分な気もしないではないし(全く巨人らしくはないけど・・・)。なんていうか、スター選手なんだけどスーパースターにはなりきれない感がする。「不動の4番」って意味では、松井の存在は果てしなく大きいというのが身に染みる今日この頃。
このようにダラダラと述べてきたわけだが、要するに自分は巨人ファンなんだから、巨人が勝てばいいや。去年は口から出てくるのはいつも文句・愚痴だったけど、今年はたくさん褒めて褒めて褒めまくりたい。そのためには勝利という二文字をたくさん見せてください、原監督。うん、綺麗に起承転結が決まった・・・!